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20046/9

woody guthrie / pasadena


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【DDCM-5009】04.06.09発売 2,300円

NEW WAVEの精神に裏打ちされた美しいギターの響きとダブの空間性が同居した、Beach Boys “petsounds”のカバーを含む、繊細で気高い10編のモノローグ。

■収録曲
01.roda
02.velvet lagoon
03.nap at rio
04.petsounds
05.footprint
06.landfall
07.crythalis
08.mars
09.weekend stroll
10.highharbor

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■コメント
「室温20度。エアコンディショナー・ダブ・ミュージック。」
南方的ダブ・サウンドを基軸としてはいるが、なぜかしら、私の居る「東京」の理想的な春の一日を呼び起こす、「pasadena」。
リノリウムの床でさえ、パリっと糊の利いたシーツの敷かれたベッドの上よろしく、思考の軟化(南下?)と態度の覚醒が始まる。
トリッキーなリリックはない。がしかし、聞き手に対する、送り手としての彼らの穏やかな意思が、聞き手を、やはり、穏やかな「Hobo」に導く所以なのだと思う。
タイトルの「Woody Guthrie」。苦しい「Hobo」生活を送った彼が、実は、このアルバムが連想させる、理想的に緩やかなカーブを描く一日、を欲していたのかもしれない。
やはり、「糊」と「気」の利いたアルバムなのだ。
伊藤 匠(Tsuki No Wa)

〜♪、2本のギターがツムジ巻いて歌いだすパサディナサウンド。
ゆる〜いレゲエビートにのっかって、
甘酸っぱかったり、ぶっきらぼうだったりするもんだから、
これはきっと晴れた日の、部屋の掃除のBGMに。
窓開けて、是非。
加藤 裕希(ECHO MOUNTAIN)

毎日の生活にそっと寄り添いながら、皮膚一枚だけ隔てられた場所へ誘ってくれるようなロマンチシズム。パサディナでは今日も宇宙飛行士たちが空を見上げているんだなあ、と、ふと思うような。
大谷能生 (mas/sim)

ギターの進行が聴かせる透明な旋律は、絡んで、ほぐれる。複雑で、シンプル 。
午後11時からの、ベッドルームのための、ヒーリング・ダブ。
小笠原 峰生(poodles)

世の中には簡単に“○○風”と表現できてしまう音楽は山ほどあるけれど、いま聴いているpasadenaの音楽を言葉にすることは、僕にはできません。
何度も何度も——たまたま行ったブリストルやベルリン、もちろん下北沢でも聴いたけれど、無理でした(でもpasadenaの音楽は、これらの街の景色に不思議とフィットしました)。僕が30数年の人生に出会って惹かれた音楽のどれでもなく総てであるような——遥か昔から鳴っていたかのような、新しい音楽。
飯島 直樹(angel’s egg /DISCSHOP ZERO)

何よりも作る喜びに溢れていて、なんとも気持ちが良い。しかもそのピュアなエネルギーが徹頭徹尾、行き渡っているもんだから気がつくと飽きることのない無限ループに引き込まれていた。耳からはなれないそのリフレインを思わず口ずさんでしまった時、実はしたたかに”嵌められた”のかも(笑)と思った…。
Hideaki Takahashi(mjuc)

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