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【DQC-16】07.10.24発売　2,300円

ギターと電子音の無邪気な交歓。それはなつかしい21世紀から届いた結晶のような音楽。
ポップでユーモラスな曲の裏に潜む、ひとくせもふたくせもある仕掛けの数々。鬼才、山田民族率いるポストロック室内楽団F.L.Y.、３年ぶりのセカンドアルバム遂に到着!!

■収録曲
01.hotarue
02.elephant memory
03.奇妙なダンス
04.ballet
05.twin tail
06.soda pop
07.vincent2
08.nassau
09.air岬
10.clockwork
11.twin tail extra

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■リーダー山田民族による「イルリヒト」全曲解説
１はサーフィンミュージックに対抗した「夜のための」サイクリングミュージック／続いて２も時間軸列車、たまたま象みたいなギターが録れたそれは鉄とスチーム／酔っぱらってるように聴こえるが３は餅と祭りが好きなマンガン掘り人のzurezuraのリズム／４は８時20分に泣きながら寿司を食べた／５は曲というより相撲（ちゃんこ）とのコラボレートか？／強炭酸というもう何年もライブでやるおなじみのキラーチューン６に続いて７もラテンバンドSALVIAのセルフカバーをソツなくやりました／mobile sessionのような８は、カリブ海で泳いでたら髭面の男にハグされたときにできた／「来年の夏の抜け穴はどこ？」１年に２回しか目覚めない女のラブストーリーは９／時計のようにあたり前な10、これを「回転POP」と呼びたい／11は？？

■コメント
音色とリズムとパーツの絡み合わせが実に丁寧に吟味されていて、どの曲もホームスパンで仕立てた羊毛ジャケットのような手触りの良さ！
風格ってのは地道な手作業から生まれるものなんだなあと実感させる、何度聴いても厭きる事のない（ちょっと変わったデザインの）グッド・ミュージックです！
大谷能生（音楽批評家/sim,MAS)

玩具箱をひっくり返した様な、いや、ひっくり返した物を片付けていたら、さらに周りの物までひっくり返し、あげく愉快なコロボックル達が沢山出現。
「早く片付けなさい！」と、のたまう頭の固いジャズ仙人に膝ゲリの嵐！そして元の位置より、遥かに素晴らしく構築されていく玩具達。・・・という素晴らしい2ndをありがとうF.L.Y。最高です。
大島輝之（sim）

F.L.Y.を聴いて踊りまくってた。
民族との思ひでは、遠い昔のよう
エフロミオ（フミノスケfrom Tsuki No Wa）

ゲームな世界と思ったら、異国な世界にひっぱられてるような不思議 旅？な気分を味わえました。
miroque

F.L.Yの音のアストロノート感はいったいどこからやってくるのかなー。地球から、というより地球に向けて発信されたもの。地球の象の記憶の残像音楽(星)。今回はコントラバス、ストリングスも加わったのに不思議に、かつてないパピコン感とロンパールーム感あふれる『宇宙家族イルリヒト』な奇妙なダンス(星)。自発的にこうむるペンギンカフェでの脳損傷。ソーダPOPな感情麻痺。数学の不備が、世界の血と塵の世界をつくりだすならば〜こんな「イルリヒト」な宇宙船に乗って旅に出たいものでＲ。。そして出会う。助です。格です。八ベえでし。ミンナ、インターフェイス用に作られたみっつの人工人格〜「clock work」。遠聴の人、山田民族とF.L.Y。〜遠視ではなく遠聴。。遠聴人の耳は近くの音を聴いているようで聴いてはいず、飛行機の轟音くらいしか聴こえない距離の音やもっと先の音だけ聴き取ることができる。遠聴人が宇宙に行くとどうなるのか。突然変異した美しさと古くからある音楽の陰惨さと不思議さが宇宙のある場所であきらかになる「Ｂａｌｌｅｔ」「ｔｗｉｎｔａｉｌ」。宇宙職安で確かに聴「nassau」。残存酸素と感情の関係「AIR岬」。８ｂｉｔオホーツクに消ゆでの聴き込み「ｔｗｉｎ　ｔａｉｌ　ｅｘｔｒａ」。。F.L.Yの新たな航行線。その線とは今年『デトロイトランボルギーニ峡谷』ですれ違い。音楽というより惑星間航行。翔び跳びデス、ステキ。
虹釜太郎(360records)