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未だ全貌の解明もままならない震災の爪痕。そして原発事故により我々の住む東京も今まで経験したことのない危険に、まるで真綿で首を絞めるようにじわじわと侵され始めています。
こうした中、OTOTOYサイドからplay for japan続編への楽曲提供依頼がありました。
前作の企画からリリースまでのスピード、そしてその後の強力なプロモーション。飯田君の行動力には頭の下がる思いです。そんな彼の「もっともっと」という想いに応えるべく、maoから新しく３曲を提供させていただきました。今回のコンピのテーマが「新録、新曲、未発表曲等、既発曲以外」という事でしたので、3曲ともアルバム未収録曲です。本邦初公開。
まずplay for japan vol.8にはTam Tamが新曲”Dry Ride”を提供。この曲はライブでもつとに評判が良い曲です、「なんでアルバムに入れなかったんだ!!」というお褒めというかお叱りの言葉を頂いたりしています。

vol.9にはfishing with johnがこれまた新曲「草原ヘッドフォン」を。前作「猫書簡」から実に2年2ヶ月ぶりに届けられたジョンさんの新曲はなんとポエトリーリーディング!!かねてから五十嵐君の書く文章は評価が高く、音よりも言葉のファンが多かったりしておりましたので（苦笑)、まさに新境地、ついに言葉と音がひとつになったエポックメイキングな作品と言えるかも知れません。いつになるかもまだまだ分からない新作を待ちわびるジョンさんファンにとっては待望の１曲ではないかと思います。

そしてvol.10には中村好伸君が5/18にリリースする新作「望郷デッサン」のオープニングナンバー「クラシック・ミュージック」を提供。盟友ヘクトパスカルズとの演奏もばっちりの、広がり溢れる祈りのような曲です。

この３曲が被災地の方々や閉塞感で押しつぶされそうな首都圏の方々にとって、心の平安を取り戻すきっかけになればと思います。play for japanはこちらでお買い求めになれます。何卒宜しくお願いいたします。